お盆とは~意味・いつから・期間~

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お盆って何? と聞かれたら答えられますか?私は、「先祖を供養する儀式」くらいしか答えられませんでした。

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この機会にお盆の意味を調べました。

お盆は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略した言葉です。
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とは
サンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)を
ウ→
ラ→
バン→
ナ→
と、漢字にあてたものです。何故、(逆さ吊り)からの当て字かと言いますと、仏教辞典には、「死者が死後に逆さまに釣り下げられる様な苦しみを受けている人を救う法要」からとのことです。

お盆ってなに?

お盆とは、ご先祖様や亡くなった人たちが苦しむことなく成仏するように、子孫が供養をする期間です。

ご先祖の霊が死後の世から現世に戻ってきて、再び死後の世に帰るという日本古来の信仰と仏教が結びついてできた行事です。

子供に、
お盆ってなに?
お盆っていつ?
と聞かれた時に私がまとめて用意した答えです。

ご先祖さまは「あの世」で、どうやったら私たちを守るれかを毎日勉強して修行をしているんだ。
そして、毎日の勉強のご褒美として一年に一度だけお家に帰ることが許されていて、それが8月13日から16日なんだよ。
家に帰ってくるご先祖さまに「いつも私たちを見守ってくれてありがとうございます。」と直接感謝することができる期間をお盆って言うんだよ。

お盆はなぜ8月13日から16日なの?
と聞かれたら、

それは、ご先祖さまのいるあの世のしきたりで、帰ることが許されて「あの世」の門が開くのは8月1日なんだ。でも遠いから着くのはどうしても8月13日になるんだよ。
そして、13日の夜から15日まで家で過ごして16日に元の世界へ帰っていくんだよ。

ここまでを、
男の子、女の子、年齢にあわせて教えてあげればどうでしょうか?

コツは子供でもわかる言葉に置き換えることてす。

・「あの世」は、ご先祖さまがすんでいるところ。
・「下界」は○○ちゃん(子供の名前)が住んでいるところ。
・「しきたり」は、ルールや約束したこと。

のようにです。

 

お盆、2018年はいつから?

一般的に旧盆と新盆(“にいぼん”と読むのが一般的です)に分かれますが、お盆の期間は、地域によって異なります。

旧盆:8月13日~16日

新盆:7月13日~16日

●2018年の旧盆は、
・8月13日が月曜日
・8月14日が火曜日
・8月15日が水曜日
・8月16日が木曜日

●2018年の新盆は、
・7月13日が金曜日
・7月14日が土曜日
・7月15日が日曜日
・7月16日が火曜日

 

本来、「新盆」とは、前年のお盆以降に亡くなった方を初めて迎える「初盆」のことでした。

1873年(明治6年)に新暦(太陽暦)が採用されてからは、それまでの旧暦(新暦の8月)と新暦の7月に分かれました。

それから、旧暦での盆を旧盆、新暦での盆を新盆との呼称が広まったようです。

厳密には、旧盆には二通りがあり、8月15日前後に行う盆は「つく遅れ」の盆と呼ばれます。
旧暦での盆は新暦とは対応していないために新暦での8月上旬より9月上旬の間で毎年変動します。

旧暦と新暦に分かれた理由としましては、旧暦での7月は初秋でしたが、新暦での7月中旬は農作業の忙しい時期となるので8月に行うところが多くなったようです。

また、東京では新盆時期を東京盆と言われます。
地方出身者が住まいの東京と出身地での盆の行事が重ならないように、お盆休みを利用して家族で田舎へ帰るということからも定着していったようです。

お墓参りのタイミングはいつ?

まず、ご先祖様がお墓に到着する13日には「迎え盆」といわれ、墓参りをすることが良いとされています。

「迎え盆」のお墓参りのタイミングは夕方です。

お墓に到着したご先祖様の霊は月が出るころにあわせて家に帰るために夜までお墓に待機するとされています。

そこで出迎える側は夕方にお墓にいって、「今年もおもてなしの準備ができましたのでどうぞ我が家へいらっしゃってください」と夜になる直前にお声がけをするのがいいようです。

13日の夜までに必要な準備は?

13日の朝、先祖をもてなす場所の盆棚を準備します。

仏壇の前に盆棚をつくるのが一般的で小さなテーブルに線香・花・ろうそく・水を用意します。

食べ物は、平安時代から供えられており、当時貴重だった小麦や米で作られた素麺・あん団子・白団子の3つです。
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これらは一度に備えるのではなく
13日迎え盆

15日盆中日

16日送り盆
の順に1つずつに備えていきます。

3つの備え順は
13日迎え盆は「あん団子」
ご先祖様は長旅で疲れているので甘いもので疲れをとってもらう

15日盆中日は「そうめん」
もてなしのメインになるので古くから災いをはらうとされている
細く長く幸せが続くようにいう意味を込めてそうめんや精進料理などを備えて食べていただく

16日送り盆は「白団子」
これは食べてもらうのではなく手土産とします。
供え方のたしなみとして、
ご先祖さまにも自分達と同じ物を食べて貰う為に、素麺は茹でて箸とつゆも供えることです。

お菓子などもすぐに食べられるように封を切ります。

たたし、
果物は盛り物の意味もある為に切らずにそのまま供えます。

他に、ほおずきを盆棚や玄関・庭先に供える。
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ご先祖様が迷わないように提灯を目印にしますが、提灯と形が似ているほうずきを代用します。
それと、キュウリと茄子です。
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キュウリは馬にたとえられて先祖があの世から帰って来る時の乗り物でタクシーのようなものです。

ナスは先祖があの世に戻る時、お土産を乗せる乗り物に見立てられているそうです。

そして、これらは精霊馬(しょうろううま)と呼ばれます。

注意することとして、
盆初日には頭を中に向け、帰りは外に向けて供えることです。

ちなみに茄子はヘタがあるほうが頭になります。

お盆が終わったら、お供え物は?

昔は川に流していました。
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精霊流し(しょうりょうながし)、灯籠流しといい、今も一部地域に残っています。長崎では精霊流し(しょうろうながし)と呼んでいます。
現代では、川に流すことはほぼできませんので家庭では和紙に包み、塩で清めて処分します

国学院大学・新谷尚紀教授によると、
江戸時代に貧しい農民だった河村瑞賢が流れてきたキュウリやナスを漬物にして売り出したところ江戸の街で大ヒットとなったとのことです。神が福をもたらしたので、「福神漬け」と名付けたとか。

お盆での全国的な風習

釜蓋朔日(かまぶたついたち)

「七月朔日には、地獄の釜の蓋が開く」ということで、1日を釜蓋朔日といいお盆の月の始まりです。

旧暦での「釜蓋朔日」ですので東京盆などの一部地域で新暦で行われることはありますが、多くの地域では旧暦近い時期に行われています。
そして、多くの場合は旧暦月にあたる新暦の月の1日、つまり、8月1日の「月遅れ」を釜蓋朔日(かまぶたついたち)とすることが多いようです。

母盆で七夕(棚幡)って?

故人をお迎えするための精霊棚とその棚に安置する幡(ばん)を拵える日とのことです。
7日の夕方より開始していたので7日の夕、7夕、七夕をタナバタと呼称されたとも言われています。

タナバタの日にちも
・新暦での7月7日
・新暦での8月7日(月遅れ)
・旧暦での7月7日(毎年変わる)
があります。

このように、新暦と旧暦でバラバラになった理由の1つには旧暦(太陰太陽暦-月の運行が基の暦)から新暦(太陽暦-太陽の運行が基の暦)への改暦がかなり強引だったために、権力に近い都会では新暦での行事が浸透して、地方はこれまでの旧暦で行事を行った、ことが根付いているとも言われてます。

お盆の迎え火とお盆の送り火

迎え火は、13日に家の門口や玄関や地域によってはお墓の場合もあります。1年振りに帰ってくる仏様を家族そろってお迎えするわために暗くならない夕方となってます。

送り火は、16日には仏様に無事にお帰りいただける様にするための儀式です。京都の大文字焼きも送り火のひとつです。灯籠流しは川へ送る風習です。

家での送り火はどうする?

家の門口や玄関でオガラをたき、煙に乗せてご先祖さまを送り出します。

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迎え火の場合は玄関に向かう火をまたいで入りますが、送り火の場合は玄関から外に向けて火をまたきます。

使用した炭を和紙に包み、タンスにしまっておくと無病息災になり、福に困らないとも言われています。

お盆で盆踊り

16日の晩に寺社の境内で、「地獄での受苦を免れた亡者たちが喜んで踊る状態」を模して老踊ったと言われてます。
旧暦7月15日は十五夜、翌16日は十六夜(いざよい)でどちらか満月になります。晴れれば16日の晩は月明かり夜どおし踊ることができたと言われてます。

近年は宗教色はなくなり夏祭りのイベントとして浸透してますね。